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街中回遊アートスペース「KAMU kanazawa」 5館目は町家で3DCG

「KAMU tatami」に展示されている渡辺豪さんの映像作品 「〈ひとつの景色〉をめぐる旅」

「KAMU tatami」に展示されている渡辺豪さんの映像作品 「〈ひとつの景色〉をめぐる旅」

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 現代アートの私設美術館「KAMU kanazawa(カムカナザワ)」(金沢市広坂1)が10月12日、5館目となるアートスペース「KAMU tatami(カムタタミ)」(金沢市竪町1)をオープンした。

町家を改装して展示スペースにした「KAMU tatami」

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 「国内外で活躍するアーティストの作品を街中に点在させることで人の流れを創出し、街の活性化にもつなげる」というコンセプトの同館。使われていなかった商業ビルの屋上やバーそのものを展示作品にするなどで、現代アートを紹介してきた。5館目となる新スペースは、竪町ストリートの脇にある町家をリノベーション。歩き回って疲れた足を休めてほしいという思いから、靴を脱ぎ、畳の上で足を伸ばして鑑賞できるスタイルにした。町家のふすまや障子なども作品と一元化して見てもらいたいと、暗い中でも建物がぼんやりと浮かび上がるように壁の色などにも配慮して改装した。

 初めての展示になる今回は、兵庫県出身の作家・渡辺豪さんの3DCGによる映像作品。「<ひとつの景色>をめぐる旅」と題した作品が映し出すのは、ゆっくりと流れる時間の中でカップや皿などの食器が数十に分解され離れていき、形や向きを変えながら元の場所に戻っていく景色という。作品を選んだ館長でアートコレクターの林田堅太郎さんは「新型コロナにより当たり前のことが崩れていき、これからどうなるかわからない中でも、新しく変わりゆくことが求められる今の時代に通じるものがある」と話す。

 林田さんは「商業地から一本入っただけだが、やかましさがなくなり時間の感覚が緩やかになる場所。作品を見ながら、自分たちがこれからどこに行くのかと思いをはせたり、人生の旅の面白さを感じたりしてもらえれば」と呼び掛ける。

 開館時間は11時~18時。月曜休館。5館全てのアートスペースに入場できる共通チケットの価格は、一般=1,200円、小学生以下無料。

後援申請20141009
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