現代アートの世界で活躍するジェフ・クーンズさんとフランスの伝統磁器メーカー「ベルナルド」のコラボ作品による展覧会「ジェフ・クーンズ×ベルナルド」が現在、金沢21世紀美術館(金沢市広坂、TEL 076-220-2800)で開催されている。
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ニューヨーク在住のジェフ・クーンズさんはポップカルチャーのアイコンをはじめ、人の目を引き付ける日常的な表象を用いた作品などで世界的に活躍する現代アーティスト。同展では「ベルナルド」ブランドとコラボした代表作「セレブレーション」シリーズを紹介する。
「ベルナルド」は1863年にフランスのリモージュで創業し、現在も家族経営でブランドを守り続ける磁器ブランド。
1980年代から陶器を素材とした作品を手掛けるクーンズさんが2012年(平成24年)、「セレブレーション」シリーズを磁器によって再現するプロジェクトを同社に依頼してコラボ作品が生まれた。会場には、犬型の風船をモチーフとした高さ3メートルを超えるステンレス製の彫刻作品「バルーン・ドッグ(ブルー)」や、輝きだけでなく生命の源である「創造の瞬間」を現した「ダイヤモンド(レッド)」など、11点が並ぶ。
同社6代目で「ベルナルド・ジャパン」社長のアーサー・ベルナルドさんは「新しい磁器のあり方として、テーブルウエア以外に家具やオブジェなどでも現代アーティストとコラボし磁器の魅力を伝えていきたい」と日本語を交えながら話した。
開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。月曜休館(7月18日、8月15日は開館し翌日休館)。9月11日まで。