金沢駅・金沢港口から徒歩4分ほどの敷地(金沢市広岡)に4月20日、屋外型飲食スペース「ネオ屋台ストリート 金沢の屋台」がオープンした。
【VRで読む】金沢駅近くの「ネオ屋台ストリート 金沢の屋台」
唐揚げ専門店、居酒屋、沖縄料理、韓国料理、ハワイアン、焼き鳥、ラーメンなど、地元で人気の8つの飲食店がコンテナ風の屋台を開設し、料理やアルコールなどを提供している。「屋台ストリート」の名の通り横一列に屋台が並んでおり、テイクアウトのほか、テーブル席を利用して複数店舗のメニューを注文することも可能。開店初日は平日ということもあり、仕事帰りのスーツ姿の客が多く見受けられた。
運営する「Replace」(大阪市北区)は、駅周辺などの遊休地を活用して飲食屋台やイベントなどを企画しているデザイン会社。これまでも関西を中心に複数のプロジェクトを手がけており、北陸には初進出となる。「金沢の屋台」は、コロナ禍によりホテル建設の計画が一時凍結されているJR西日本グループの敷地を利用している。「Replace」の中谷タスク社長は「屋台のデザインは当社のオリジナル。SNS映えする空間演出で、駅西エリアの新たな魅力を創出し、活性化につなげていきたい」と話す。JR西日本の広報担当者は「西口(金沢港口)の新たなおしゃれスポットとして、若者やビジネス客などに気軽に立ち寄ってもらいたい」と話す。
出店しているハワイアン料理の「aka'aka YATAI」(金沢市片町)は、ガーリックシュリンプやトロピカルサワーなどを提供。初日は早々に完売となるメニューもあった。店主の小林邦生さんは「コロナ禍で暗いニュースが多い中、開放的な屋台で、少しでも南国気分を味わってもらいたい」と笑顔で話した。
そのほか、「中津からあげ もり山」(唐揚げ)、「HAL・HAL kitchen」(魚・干物)、「美ら島の葉菜」(沖縄料理)、「YATAI 大笑」(焼き鳥)、「つるぎ蛸佐(たこさ)んProduced by Tamarubar」(粉もの)、「東大門タッカンマリ通り」(韓国料理)、「旨壱(うまいち)麺」(ラーメン)が出店している。
営業時間は17時~23時。月曜定休(祝日の場合翌日)。荒天休止。11月30日まで。