金沢市に拠点を置く花店の正花園(金沢市駅西本町3)が、3月5日・6日に「エアリーフローラ&ラナンキュラスフェア」を3年ぶりに開催する。
エアリーフローラは石川県オリジナル品種のフリージアで、2011(平成23)年に品種登録され、2012(平成24)年に販売開始した。日本では黄色が一般的だが、エアリーフローラは薄ピンク・薄紫・濃い赤などの11色があり、咲き方も一重咲き・八重咲きとバリエーションが豊富。香りも花色によって微妙に違いがある。
フェア中は同店に11色全てが並ぶと同時に、北陸では入荷の少ないラナンキュラス150品種もそろえ、世界でも一日に数本しか生産できないというラナンキュラスの最高等級「スーパーローヌ」も出品する。これだけの種類をそろえるために早い時期から生産者との打ち合わせを重ね、他社の協力も得て実現したという。
エアリーフローラをイメージした香水や、金沢市のベーグル店「HUG mitten WORKS」のブーケクッキーの販売、外れくじ無しの抽選会なども行う。フェア終了後は、花の一部を金沢市内の施設に寄付する。
同店社長の中村正臣さんは「花を通じて生活に潤いを提供したいという思いから、採算度外視で行っている。生産者が一つ一つ情熱を傾けて作った花なので、見にきてほしい。花をめでたり、人にプレゼントして喜ばれたりする体験が、気軽に花に親しんでもらうきっかけになれば」と話す。
問い合わせは正花園(TEL 076-231-1187)まで。入場無料。