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長坂台に「金澤ちとせ珈琲」 金沢駅から移転、ドイツ製最新焙煎機導入も

カフェではサイホン式などでいれるコーヒーを提供

カフェではサイホン式などでいれるコーヒーを提供

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 コーヒー専門店「金澤ちとせ珈琲(コーヒー) 長坂台店」(金沢市長坂台、TEL 076-287-3083)が2月8日、新型焙煎(ばいせん)機を導入して新たなスタートを切った。

【VRで読む】金沢駅から移転した「金澤ちとせ珈琲 長坂台店」

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 金澤ちとせ珈琲は1950(昭和25)年に市内中心部の「香林坊店」(香林坊1)で創業。同店は、昨年8月、約70年の営業に幕を下ろした金沢駅地下の「金沢ステーションデパート」(現・金沢百番街、木ノ新保町)の店が10月、長坂台に移転してオープンした。

 移転に合わせてドイツの「PROBAT(プロバット)」社製の最新型焙煎機「PROBAT P-05 Type3」を新たな目玉として導入し、カフェを併設した店内から焙煎の様子を見てもらう予定だったが、新型コロナウイルスの影響で輸入が遅れ、ようやく導入の運びとなった。同店を運営する「バンボウ」(広岡2)社長の岩本貴之さんによると、日本で同機が導入されるのは初となる。

 岩本さんは「PROBATの焙煎機は北欧の鉄鉱石を使っており蓄熱効果も高いので、コーヒー豆の表面だけでなく中までむらなく焼けるのが特長。導入で、さらにおいしさにこだわったコーヒー豆を届けられる」と話す。

 約35坪の店内では常時25種類ほどのコーヒー豆を自家焙煎して販売。看板商品の「ちとせ特選ブレンド」(100グラム=669円)などのオリジナルブレンドや、岩本さんが自ら農園に足を運ぶなど厳選した産地別の「シングルオリジン」(同594円~)、時期によって2種類の「限定スペシャリティコーヒー」(時価)も用意する。

 20席を設けたカフェスペースではハンドドリップ、フレンチプレス、サイホン式と入れ方も選べるコーヒーやエスプレッソマシンで作るカフェラテなどのドリンクメニューを九谷焼作家・赤地健さんのカップなどで提供する。「ちとせ特選ブレンド」(528円)や「シングルオリジン」(594円~)のほか、「モーニングセット」(770円)や香林坊店でも人気が高いという「香林坊ワッフル」(550円~)などもラインアップした。

 岩本さんは「『コーヒーを楽しんでもらう』をコンセプトに、新店舗を立ち上げた。今後はコーヒーに関するセミナーや個人向けの焙煎体験も企画中で、多くの人が気軽にコーヒーの魅力に触れられる取り組みも行っていきたい」と意気込む。

 営業時間は9時~19時。

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