フランソワーズ・モレシャンさんの愛用品を展示・販売する「フランソワーズ・モレシャン ファッションアーカイヴマーケット」が現在、ギャラリー「金沢アートグミ」(金沢市青草町、TEL 076-225-7780)で開催されている。
パリ出身でニューヨークを経て21歳で日本に移住したライフスタイルアドバイザーでエッセイストのモレシャンさんは現在、東京と金沢を活動拠点としている。石川県観光大使や金沢21世紀美術館の国外アドバイザー、音楽イベントのフェスティバルアドバイザーを務める。
同様のイベントは昨年も開催。昨年は、陶器や調度品などのアイテムを出品したが、今年はファッションアイテムをテーマに約160点を出品している。フィッティングルームやお直しコーナーも設置し、来場者の利便性も考えた。
今年初めて、同ギャラリーの小森隆文さんが提案したのが地元の若手アーティストとコラボした会場作り。絵画、彫刻、ガラスの作品も展示する。トークイベント「時代を見直す」は定員に達し、イベント後はモレシャンさん自ら来場者に展示品のアイテムを紹介した。
モレシャンさんは「この企画が決まってからフランスにたった。アーカイブには記録の保存や古文書という意味があるが、流行を追い求めるファッションも見直すか再編集する時代になってきたのでは。パリでは年代物や流行を過ぎた衣服の売り上げが新品の衣服を超えたニュースを耳にして驚いた。流行に従わず好みの服を着たいという時代が現在。求められるのは美しさ、シックとエレガンス。アーカイブにノスタルジックの夢を感じる」とコメントを寄せた。
開場時間は10時~18時。水曜休催。1月27日まで。