北陸鉄道(金沢市割出町、TEL 076-237-8111)では県内の路線バスで7月14日から、マスクを着用したように見える「マスク型バスマスク」を運行している。
同社では新型コロナウイルスの影響により、特に運輸業で2020年の収入は前年同期比で3月は36.8%減、4月は70.8%減と落ち込んでおり、今後も厳しい状況が続くと見込んでいる。感染拡大防止対策として混雑状況の開示、車内での呼び掛けポスターの掲示などを行うほか、乗客にマスクの着用を呼び掛けるため同バスの導入を決めた。
マスクをモチーフとした「マスク型バスマスク」は、実際にマスクを着用している様子を再現するため、陰影や曲線を用いて立体感を再現。縦50×横80センチメートルのマスクの右下部分には「マスクの着用にご協力ください」と書かれている。同社の路線バス約400台のうち50台に導入し、イベントなどでも活用するという。
同社企画開発部の高木健也さんは「乗降時にマスクを装着したバスをご覧いただき、感染拡大防止に対し地域の皆さまと一緒に乗り越えていきたいと考えている」と話す。
運行は8月31日まで。