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金沢駅前に「クロスゲート金沢」 ホテルハイアットや「金沢発」「北陸初」人気店も

金沢駅前に大規模複合施設がオープン

金沢駅前に大規模複合施設がオープン

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 複合施設「クロスゲート金沢」(金沢市広岡1)が8月1日、JR金沢駅金沢港口前にオープンする。

【VRで読む】金沢駅金沢港口にオープンしたクロスゲート金沢

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 同施設は駅前の再開発計画の一環として、延べ面積7423.74平方メートルの広大な敷地に、地上14階建てと地上15階建てのツインタワービルで構成する。

 北陸初進出となる「ハイアット ホテルズ コーポレーション」(米国イリノイ州)が、地上14階建てのフルサービス型ライフスタイルホテル「ハイアット セントリック 金沢」を開業。7室のスイートルームを含む全253の客室に部屋番号のプレートとして九谷焼の皿を使い、ベッドルームの壁には金沢の道路に和紙を引いて型を取り、マンホールふたや側溝、地面のひび割れもそのまま表現したアート作品を設置した。兼六園をイメージした内装の宴会場、地元食材をふんだんに使ったレストラン、最上階には市内を見渡せるルーフトップバーも設ける。

 屋上庭園「みらいの丘」で連結する地上15階建てのビルには3階~7階部分に中長期滞在型ホテル「ハイアット ハウス 金沢」が開業。3階のロビーには無料の朝食やアルコールなどを提供するレストラン・バーや24時間営業の「H マーケット」を設け、キッチンや洗濯機を完備した客室など全92室を用意する。話題のワーケーションやアドレスホッピングなども意識したコンセプトで、「暮らすように滞在できるのが特徴」だという。

 1、2階には商業エリアとして、地元の加賀伝統料理店「あまつぼ」や老舗和菓子店が手掛ける「菓ふぇMURAKAMI」など「金沢発」の飲食店や食品店、「マンハッタンロールアイスクリーム」や「うなぎ四代目菊川」などの「北陸初」や「金沢初」の全31店舗が入居する。

 地元を中心に飲食店などを展開する「OPENSAUSE」(昭和町)は、2階にフードホール「FOOD CLUB」をオープン。ミシュラン1つ星を獲得したフレンチ店「ローブ」(東京都港区)監修のハッシュドビーフや、パティシエ・平瀬祥子さんの新感覚グラスリー&氷菓を提供する「ラボラトワール ローブ SHOKO HIRASE」、12品目の野菜を使うサラダが看板の「ウエストワード ランチ サラダ アンド ミート ハウス」、日本料理店「銭屋」(片町2)がプロデュースした小わん型のにぎらずしを提供する「録 ROKU by ZENIYA」の4店舗で、自由にチョイスして食事を楽しめる。

 2階の共用部分は金沢の観光地・ひがし茶屋街を散策するようなイメージでデザインし、イートインも可能な1階の「クロスゲートラウンジ」には九谷焼や加賀手毬をモチーフにした照明などを設置した。8階から15階には、総戸数114戸の分譲マンション「ザ・レジデンス」も。

 開発を手掛けた「オリックス」(東京都港区)の広報担当・横山 夏海さんは「ホテルや商業エリア全体に伝統工芸やアート作品などがちりばめられており、まるで小さな美術館のようになった。ホテルに宿泊された方には、同施設を拠点として金沢の街を楽しんでもらいたい。ヒト・コト・モノが交差する新しい交流の場所として、地域や観光の方に広く利用いただければ」と呼び掛ける。

 商業エリアの営業時間は、1階が10時~20時、2階が11時~23時。

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