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北陸工芸プラットフォーム「GO FOR KOGEI」 キックオフシンポジウム

連携する6つの工芸祭の代表らによるトークセッションも行われた

連携する6つの工芸祭の代表らによるトークセッションも行われた

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 北陸工芸プラットフォーム形成プロジェクト「GO FOR KOGEI~北陸で出会う、工芸の可能性~」のキックオフフォーラムが2月24日、小松市の「こまつ芸術劇場うらら」(小松市土居原町)で開かれた。

【VRで読む】北陸工芸プラットフォーム「GO FOR KOGEI」 キックオフシンポジウム開催

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 「GO FOR KOGEI」は、工芸の一大産地である北陸から、その魅力を国内外に向けて発信し誘客につなげようと、金沢の「金沢21世紀工芸祭」、小松・能美の「KUTANizm」をはじめ、北陸3県で開催される6つの工芸祭が連携。8月から11月の開催期間中、国指定重要文化財「那谷寺」などで大規模な展覧会が開かれるほか、工芸の新しい価値の創造を目指した「工芸ハッカソン」、また各地の工房見学や、制作体験ができるツアーなども計画されており、職人とじかに触れ合いながら、工芸の本質に触れられる旅を提案する。

 フォーラムでは、日本デザインセンター社長の原研哉さんが「未来資源としての日本~守り継ぎ、世界の豊かさに寄与するもの~」と題して基調講演を行い、グローバル化が進むほどローカル性が重要になると述べた。トークセッションでは、東京芸術大学美術館長で「GO FOR KOGEI」のアドバイザーを務める秋元雄史さんがコーディネーターとなり、6つの工芸祭の魅力などを紹介し連携への期待感を強めた。

 合わせて、九谷焼の絵付けや、越前和紙の墨流し、高岡漆器の螺鈿(らでん)体験ができるワークショップ、工芸ハッカソンによる展示なども行われた。

 北陸工芸プラットフォーム実行委員会は「作家や職人とじかに触れ合うことで理解が深まり、工芸の価値も高まる。各地の工芸祭や工房を回って、個性あふれる北陸の地域性を楽しんでほしい」と話す。

 「GO FOR KOGEI」は2020年8月29日(土)~11月15日(日)、金沢、小松、能美、富山、高岡、鯖江、越前の各市内で行われる。

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