食べる

金沢・東山に古民家カフェ「志萃」 記憶に残る空間づくり、今後は若手作家などと協力も

古民家を改修したカフェ「志萃」の店主・北村さん

古民家を改修したカフェ「志萃」の店主・北村さん

  •  
  •  

 古民家カフェ「志萃(しすい)」(金沢市東山1、TEL 076-299-5873)が12月18日、ひがし茶屋街近くにオープンした。

【VRで読む】ひがし茶屋街近くに古民家カフェ「志萃」がオープン

 約100平方メートルの古民家を改修した2階建ての同店は、和モダンを意識した1階にテーブル3卓9席を設ける。提供するのは「金澤棒じ茶ラテ黒糖和ぴおか」(680円)や、金箔(きんぱく)をのせた「金箔タピオカ」(880円)、台湾スイーツをアレンジした「加賀豆花」(ドリンク付き、800円)などのカフェメニュー。器に県内で活動する陶芸家・魚津悠さん、堀貴春さん、白井渚さん、漆芸作家・田中若葉さんの作品を使い、提供する。

[広告]

 店主の北村幸雄さんは以前、東京でクリエーターが多く集まるシェアハウスで生活した経験から「さまざまなジャンルの人が集まって一つのことをすることで生まれるものがある」と感じ、同店を「ソーシャル古民家カフェ」と呼ぶ。今後は「ものづくりやクリエーティブなことをしたい人が集い、互いに尊重し合いながら金沢に何か新しいムーブメントを起こせる場所になれば」と、空間を使ったレンタルレストランやギャラリー、コワーキングスペースとして、若手作家や独立を考えている人の後押しをしながら自身も吸収していきたいという。

 2階には和室2部屋に6卓14席を設ける。同店のコンセプトについて、北村さんは「言葉にできない懐かしさと現代の融合で、心が和らぐ空間を提供したい」と話す。前の住人であるひがし茶屋街の芸妓(げいぎ)だった女性の部屋や家具をあえて改修せずに残し、「初めて来た人も自然に落ち着ける場所」にこだわる。

 北村さんは「若手を中心としたエネルギーを起点に、老若男女が集える記憶に残る店をつくりたい。古民家を生かした空間を楽しみながらカフェとしてくつろいでいただくのはもちろん、クリエーティブに興味がある方や、新しいことをしたい方にも気軽に声を掛けてもらえれば」と呼び掛ける。ギャラリーや物販スペースの利用希望は、ホームページから受け付ける。

 営業時間は11時~18時。火曜定休。