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食材廃棄問題を考える「石川0円キッチン」 金沢中央卸売市場の青果卸売店が協力

会場となるShare金沢内の「加藤キッチンスタジオ」

会場となるShare金沢内の「加藤キッチンスタジオ」

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 金沢市の複合タウン「Share 金沢」(金沢市若松町)内の「加藤キッチンスタジオ」で6月9日、クッキングイベント「石川0 円キッチン~0から作るオイシイ食卓~」が開催される。

イベントのモチーフとなった映画「0円キッチン」

 主催するのは、映画イベントの収益で発展途上国の子どもたちに映画を届けるNPO法人「World Theater Project 北陸支部」。定期開催している映画上映イベント「金澤町家シアター」で今年1月に上映したドキュメンタリー映画「0 円キッチン-Waste cooking-」をモチーフに、同イベントを企画した。

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 同作品は食材廃棄をなくすため、ヨーロッパ5カ国へ「0円キッチンの旅」に出た男性を追うドキュメンタリー映画。日本国内でも、年間約630万トンの食糧廃棄が発生。イベント後に寄せられた反響から、石川県内でも食材廃棄問題が存在するのか確認したところ、規格外野菜などが大量に廃棄されている現実を知ったという。規格外野菜は形や色が市場規格に合わず店頭などには並ばないが、味や鮮度には全く問題のない野菜のこと。今回、イベントに賛同した金沢中央卸売市場の「薄井青果」(西念4)が、イベント直前や当日に出た規格外や流通の過程で需給関係が合わず廃棄になる予定の野菜を提供する。

 当日はチーム分けのミニゲームを行い、参加者はチームに分かれて、用意された規格外野菜や廃棄食材などを使い、料理を行う予定。参加費は1,000円で、会場費や調味料などの経費以外の収益は、「World Theater Project 北陸支部」の活動に充てるほか、金沢大学で発展途上国の子どもたちに給食を届ける活動を行うサークル「En2(えん)」とコラボし、寄付に充てられる。

 「World Theater Project 北陸支部」代表の金原竜生さんは「食品ロスは世界的に社会問題となっている。この問題をさまざまな世代の方が、身近な生活の中で考えていけるようなイベントにしたい。おいしく楽しいイベントに足を運んでいただき、それが例え小さな一歩でも、食糧廃棄問題の解決への足掛かりになれば」と話す。

 開催時間は11時~15時。参加費は1,000円。定員は15人。申し込みはホームページで受け付ける。締め切りは今月8日。6日には関連イベントとして、「金沢学生のまち市民交流館」(片町2)で、映画「0円キッチン-Waste cooking-」の再上映を行う。開催時間は19時45分~21時30分。参加費は、大人=1,000円、大学生=800円、高校生以下=500円。定員は15人。