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金沢駅前に「鼓門」のデザイナー監修ホテル 伝統文化と地物食材にこだわり

「ホテルウィングインターナショナルプレミアム金沢駅前」の外観

「ホテルウィングインターナショナルプレミアム金沢駅前」の外観

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 金沢駅近くに4月1日、「ホテルウィングインターナショナルプレミアム金沢駅前」(金沢市堀川新町、TEL 076-290-7776)がオープンした。

【VRで読む】食と伝統に特化した「ホテルウィングインターナショナルプレミアム金沢駅前」

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 経営するのは全国でホテルやレストランを手掛ける「フォーブス」(東京都千代田区)。ホテル事業では、「上質感が特徴」という「プレミアム」、コンセプチャルなデザインが特徴の「セレクト」、スタンダードラインの3ブランドで「食×酒」にこだわる「食泊ホテル」を展開する。全国で25店舗目となる同館はプレミアムブランドで、東京・四谷に続く2店舗目。

 金沢駅での撮影スポットとして人気の高い「鼓門」を設計した建築家の白江龍三さんが全館のデザインを監修し、「鼓門を抜けると、あの笑顔に逢(あ)える宿」をコンセプトに、金沢の伝統文化と地元の食にこだわったもてなしを提供する。ターゲットは観光客をメインに、特に女性の利用を意識する。稼働率の目標は年間平均80%。

 JR線高架前という立地から、1階はコンシェルジュが常駐するエレベーターホールとし、眺望の良い最上階の13階にフロントとロビー、ギャラリーと朝食会場を設ける。白江さんと話題の彫刻家・土屋仁応さんがコラボレーションした同フロアは、命の神秘や北陸の白山信仰を感じさせる空間を表現し「天空ギャラリー おんぼらぁと」と名付けた。

 2~12階の客室は全121室で、「九谷の五彩」「加賀の五彩」と「金」など伝統的な色彩や図柄を用いてフロアごとにデザインを変える。客室のタイプは、ダブルルーム(66室)、ツインルーム(43室)、和洋室ツイン(11室)、ユニバーサルツインルーム(1室)。料金は、1人利用=1万9,440円~、2人利用=2万1,600円~。

 朝食の「北陸づくしの釜めしお膳」は、ノドグロやカニ、タケノコなど金沢の旬の食材と県産オリジナル米「ひゃくまん穀」で炊いた釜飯をメインに、加賀野菜など地物を使った煮物やおばんざいなどをセットにし、九谷焼の器で提供する。

 総支配人の山下雅博さんは「これまで部屋も食事も満足度が高いとのお客さまの声が寄せられている。今後も金沢らしさを楽しんでもらえるよう工夫したい」と話す。

 14時チェックイン、11時チェックアウト。

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