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雨天多い金沢の風情を楽しむホテル「雨庵」 館内でくつろぐ仕掛け随所に

「雨庵 金沢」の客室(スーペリアツイン)

「雨庵 金沢」の客室(スーペリアツイン)

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 金沢の中心地に12月1日、ホテル「雨庵(うあん) 金沢」(金沢市尾山町、TEL 076-260-0111)がオープンした。

【パノラマVR】尾山町にオープンしたホテル「雨庵 金沢」

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 運営するのは全国で宿泊施設を展開する「ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ」(東京都港区)。多様なスタイルの宿泊施設を手掛ける同社が、「その土地に求められることを」をコンセプトに、土地らしさと地域とのつながりを重視するブランド「ホテル・ザ・エム」の2号店となる。

 雨天の多い金沢でその風情も楽しんでもらいたいという思いから「雨庵(うあん)」とネーミングし、さまざまな趣向のもてなしを提供する。金沢駅からのアクセスも良く、尾崎神社を眼前に臨むロケーションも魅力の一つとしてアピールする。地上6階建てで1階にフロントとラウンジを置き、2階以上の客室には47室を備え最大収容人数は102人。敷地面積は約730平方メートル、延べ床面積は約2866平方メートル。

 和モダンに仕上げた館内には、歴史を感じる伝統工芸品と気鋭の現代アート作品を随所に置きゲストの目を楽しませる。1階のフロント横に設置する書家・紫舟さんによる作品「書の彫刻 雨」は、ライトの演出により「雨」の文字が壁に投影され、客人を迎える同館のシンボルとなっている。

 客室はツインとダブルの2タイプ。両タイプにテラス付きの部屋を用意するほか、車いす対応のユニバーサルルームも設ける。宿泊者だけが利用できるラウンジも用意し、朝は地元食材を取り入れた和洋食を提供する朝食会場(予約制で2,500円)として、夜は地酒バーとして営業し日本そばの無料提供も。「加賀棒茶」のサービスは24時間対応。地元アーティストと工芸職人の作品展示、アートブックや小説など金沢にまつわる書籍を集めたライブラリーコーナーも設置し、伝統工芸体験も行う。

 部屋のタイプやシーズンにより料金は変動するが、平均単価は2万1,000円強(1室単位)とし、初年度の目標稼働率は70%を見込む。同館ホテルオペレーションマネジャーの菅蒲修さんは「全国的にも雨の日が多い金沢で、館内で楽しめるよう工夫した。ゆっくりと過ごしてもらえれば」と話す。

 チェックインは15時~、チェックアウトは11時まで。予約は同社サイトなどから。

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