金沢の住宅地に海鮮丼の持ち帰り専門店 能登の食材にこだわり

大漁丼家 金澤大徳店の外観

大漁丼家 金澤大徳店の外観

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 金沢市郊外の住宅地に2月15日オープンした海鮮丼の持ち帰り専門店「大漁丼家 金澤大徳店」(金沢市松村、TEL 076-255-1996)が人気を集めている。

【VRで読む】海鮮丼の持ち帰り専門店「大漁丼家 金澤大徳店」

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 全国でフランチャイズ展開する「大漁丼家」を運営するのは「青心」(千葉市)。店ごとに仕入れカットする卸直送のマグロを看板とし、500円(税別)で提供する53種(店舗により異なる)から選べる海鮮丼が人気を集めている。

 金沢で出店を決めたマネジャーの中村さんは「店ごとに自由に商品開発ができるシステムが魅力。全国共通メニューのほか、地元ならではの食材を使った当店オリジナルの海鮮丼をおなかいっぱい食べてもらいたい。外食生活で栄養の偏りがちな人や、深刻なシングルペアレントの子どもたちにも利用してもらえれば」と話す。

 住宅地という立地から近隣住人の利用を想定していたが開店後、会社員や介護施設などから大量注文も多いという。人気筋はワンコイン500円(税別)の「丼家」(マグロ・サーモン・イカ・ネギトロ・ネギ)や、「漁師」(マグロ・炙(あぶ)りサーモン・ホタテ・ホッキ貝・アナゴ・つぶ貝・赤エビ・イカソーメン)など。

 同店がオリジナルメニュー開発でこだわるのは、能登と地元産の食材。1884(明治17)年創業「吉市醤油店」(白山市)のほど良い甘さのしょうゆ、本わさびと西洋わさびをブレンドした辛味とうま味が絶妙という特製わさび、地元契約農家から仕入れるコシヒカリ貯蔵米を使うシャリ、能登の塩とみそなど。ネタは旬に合わせ地元産のほか、東北や三陸産など厳選する。「能登の旅丼シリーズ」では「大徳」(795円、ヅケマグロ・ヅケサーモン・イカ・黄身・しそわかめ・ネギ・大葉)が一番人気。

 中村さんは「今後は状況を見ながら、オリジナルメニューを増やしていきたい。地元産を積極的に使うことで過疎化が進む能登の雇用を生み、食育や地域活性化にもつなげたい」と意気込む。

 営業時間は11時~21時。

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