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金沢駅近くに郷土料理自慢の居酒屋 内装と毎朝仕入れる魚や加賀野菜にこだわり

兼六園をイメージした箱庭付きの個室

兼六園をイメージした箱庭付きの個室

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 JR金沢駅兼六園口近くの複合ビル「サンファーストビル」(金沢市堀川新町2)2階に10月27日、居酒屋「座吟」(TEL 076-222-5556)がオープンした。

【パノラマVR】JR金沢駅兼六園口近くにオープンした「座吟」

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 店内にはカウンター8席のほか、兼六園をイメージしたテーブル50席と、壁一面に金箔(きんぱく)を貼り付けた黄金部屋のテーブル40席を設ける。「金沢を舌でも目でも楽しめる店」をコンセプトに、兼六園のシンボルともいわれる徽軫灯籠(ことじとうろう)をモチーフにした箱庭を見ながら食事ができる個室や、古民家にあった欄間などを組み合わせて壁にするなど、趣向を凝らした。

 提供するのは、毎朝金沢港などに足を運び、直接買い付けた新鮮な魚介類や加賀野菜を使う郷土料理など。金沢の名物料理「治部煮」(880円)や「金澤おでん盛り合わせ」(1,280円)のほか、その日の朝に金沢港に水揚げされた魚介類だけをさばく「刺身盛り合わせ」(1,500円~)も人気が高いという。

 肉料理には能登牛、能登豚などを使う。金沢市内の農場で育てられ、ほとんど流通しないという鳥骨鶏の肉を使った「金澤鳥骨鶏串焼き」(1,280円)は市内でも提供が珍しい一品。地酒にもこだわり、日本酒や焼酎、梅酒は石川県内の酒造会社のものを多くそろえる。金沢湯涌サイダーの柚子(ゆず)乙女を使った「金沢ゆずハイボール」(580円、以上税別)なども好評という。

 店長の橋本武幸さんは「メニュー表は用意しているが、その日の仕入れによって旬のものを一番おいしい食べ方で提案する日替わりの手書きメニューに注目していただきたい。観光客の方に喜ばれる目立ったメニューだけではなく、地元の方にも通っていただけるよう、お薦めメニューの充実にはこだわった」と話す。「地元で取れたものを毎朝、直接見て仕入れを行っているので、味と素材には自信がある。観光客の方はもちろん、地元の方にも愛されるお店づくりを目指していきたい」と意気込む。

 営業時間は17時~24時。

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