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金沢駅と片町にストリートピアノ設置 小学校の廃ピアノ再利用、にぎわい創出狙う

「まちかど思い出ピアノオープニングセレモニー」の様子

「まちかど思い出ピアノオープニングセレモニー」の様子

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 金沢市が10月7日、JR金沢駅前の「金沢駅東もてなしドーム地下広場」(金沢市木ノ新保町)と市内中心部の商業施設前の「片町きらら広場」(片町2)にストリートピアノを設置した。

【パノラマVR】「もてなしドーム地下広場」と「片町きらら」に設置されたストリートピアノ

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 海外で始まったストリートピアノは、街角に誰でも自由に弾くことができるピアノを設置し、人と人とのつながりや、にぎわいを創出しようという活動を指す。国内では鹿児島県から始まり、宮崎県、熊本県、宮城県に設置されている。

 金沢市文化スポーツ局の中森美智子さんは「もてなしドームは雨風をしのぐことができ、金沢市の管轄であることから、片町きらら広場はにぎわいの創出につながるのであればということでご協力いただけることとなった」と設置の経緯を話す。

 ピアノは東浅川小学校で27年間使われていたものを駅前に、菊川町小学校で36年間使われていたものを片町に設置。廃棄処分される予定だったものを再利用した。金沢美術工芸大学の学生がピアノのデザインを考案し、新しく生まれ変わらせた。

 設置初日には「まちかど思い出ピアノオープニングセレモニー」が開催され、山野之義金沢市長のあいさつの後、金沢市出身のピアニスト竹田理琴乃さんのコンサートと「菊川町小学校」の生徒による合唱が行われた。

 中森さんは「金沢美大の学生さんにデザインしていただき、とてもおしゃれなピアノになった。通りすがりの方やピアノを弾くために訪れてくださる方、男女年齢を問わず、さまざまな方に間近で見て弾いていただきたい」と呼び掛ける。

 運用時間はもてなしドーム地下広場=5時30分~24時、片町きらら=10時~20時。

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