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金沢の雑貨店アミングに発酵食カフェ 糀料理研究家監修のランチやデザート提供

小紺有花さんとスタッフの皆さん

小紺有花さんとスタッフの皆さん

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 金沢東警察署近くの雑貨店「アミング モンファヴォリ」(金沢市元町、TEL 076-251-7100)併設の「カフェ モンファヴォリ」が4月1日、発酵食にこだわったカフェにリニューアルオープンした。

【パノラマVR】発酵食カフェにリニューアルした「カフェ モンファヴォリ」

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 金沢市在住の糀(こうじ)料理研究家・小紺有花さんが監修し、伝統的な製法で作られた発酵調味料で味付けしたランチやデザート、ドリンクなどを提供する。安心・安全な食品の人気の高まりを受けて、アミング(無量寺)の食品部門のバイヤーを務める吉野佳志乃さんは発酵食品について興味を持ち、発酵調味料について調べる中で発酵調味料メーカーを通して、小紺さんと出会ったという。

 昨年夏からは、小紺さんを講師に迎えて、暮らしを豊かにする発酵食品を学ぶ講座を開催。吉野さん自身、発酵食について学ぶうちに「おいしくて、安心・安全な発酵食をアミングのカフェでも提供ができたら」と思うようになり、小紺さんプロデュースの下、カフェメニューをリニューアルすることになった。数カ月にわたるメニュー開発では、発酵調味料を使いながら誰でも食べやすく仕上げることに苦心したという。

 ランチは、しょうゆと甘酒だけで味付けした肉じゃがなどをメインにした「発酵ランチプレート」(1,050円)、煮込んだ野菜に塩糀とトマトジュースを混ぜた「野菜糀カレー」(850円)、しょうゆと甘酒に一晩漬けた納豆をたっぷりのせた「納豆サラダボウル」(900円)などを振る舞う。中でも「納豆サラダボウル」は、小紺さんが普段から最もよく食べる発酵食の一つで、納豆の新しいおいしさが感じられる一押しメニューだという。このほか、「甘酒ブラウニー」(380円)、「糀ワッフル」(500円)、「甘酒抹茶」(450円)なども提供する(価格は全て税別)。

 吉野さんは「普段家庭で使っているようなみそやしょうゆなどの発酵調味料でも、意外と伝統的製法で作られていない加工調味料が多い。カフェや講座を通して発酵調味料や発酵食について知識を深めて、日々の食事に生かしていただければ」と話す。

 営業時間は10時~20時。

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