金沢市の中心を流れる犀川に架かる犀川大橋(金沢市片町2)と周辺の河川敷をライトアップし、音楽ライブや飲食ブースを展開する「サイガワあかりテラス2016」が9月16日~18日に開催される。
【パノラマVR】「サイガワあかりテラス2016」ライトアップの様子
3回目の開催となる今年はライトアップ会場を犀川大橋上流の河川敷の両側に移し、範囲を拡大。輪島市の千枚田で毎年冬に開催されるライトアップイベント「あぜのきらめき」で使用している太陽光発電照明装置「ペットボタル」が河川敷を彩る。その数は、輪島市が厚意で提供した数も含め、昨年の20倍となる2万個。犀川大橋周辺の欄干には約1万玉のLEDライトチューブが取り付けられ、光の道が浮かび上がる。
毎年会場内では音楽イベントが開かれているが、ジャズを中心としたステージが多かった。同時期に開催することや音楽ジャンルの方向性の一致などもあり、今年は「金沢ジャズストリート2016」とコラボ。17日・18日に「サイガワあかりテラス会場」としてさまざまなジャズアーティストがライブを行う。
飲食ブース「リバーサイドテラス」では、片町周辺から6店舗が出店。アルコールに合う「串焼き」「ケバブ」や「能登丼」などをリーズナブルな値段で提供するという。
今回の大規模な設置には市民ボランティアや「米沢電気工事」(進和町)、「石川サンケン電気」「サンケンオプトプロダクツ」(羽咋郡志賀町)といった協力企業の力添えが「不可欠だった」と、主催する「金沢片町まちづくり会議」の横山誠さん。「2万個のペットボタルが犀川の河川敷を埋め尽くす様子は圧巻。足を運び、光の海を見、ジャズを聴き、おいしいものを味わって、秋の風を感じてほしい」と話す。
開催時間は16日=17時~22時、17日・18日=15時~22時。音楽イベントは16日=18時~21時、17日・18日=15時~21時。ライトアップは18時30分~22時30分。