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金沢の研究所、新食材「おからミートボール」開発 水分調整で肉の食感再現

おからを使ってミートボール風に仕上げた新食材

おからを使ってミートボール風に仕上げた新食材

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 食品の研究開発を手掛ける「日本海藻食品研究所」(金沢市本江町、TEL 076-292-1782)は、肉の代わりにおからを使ってミートボール風に仕上げた新食材の開発を発表した。

おからを活用して作ったさまざまな食材

 豆腐を作る過程で豆乳を絞った際に出るおからは、低カロリーで食物繊維など栄養分が豊富な優秀食材だが、ほとんどが捨てられているのが現状。そんなおからをもっと活用してもらおうと、今回、おから98パーセントに少量のだし汁を加えて、見た目や食感を肉に近づけた新しい食材を完成させた。

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 製造過程においては、おからに加える水分量を調整して肉に近い食感を出したり、1個10グラムの小ぶりなサイズにしたりして食べやすいよう工夫した。同食材にカレーやホワイトソースを絡めて試食として提供したところ、おからで作られていることに気付いた人はいなかったという。

 同社会長の白石良藏さんは「普通は捨てられてしまうおからを大切に使ったのがポイント。健康や美容によく、食べやすく仕上がっているので、病院食やダイエット食、弁当用のおかずなどに活用してもらえたら」と話す。今後は、病院や高齢者施設、食品メーカーなどへ技術提供・指導を行い、商品化をサポートしていく。

 同社は、同じくおからを使った新食材として、おからの天ぷらをパプリカで色付けし、七味でスパイシーに仕上げた「赤てん」、おからに納豆菌と豆乳を加えて低温殺菌した、糸を引かない「納豆」などの開発も発表した。