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金沢の辻家庭園が少人数向け婚礼施設をオープン 伝統工芸の豪華内装が魅力

ガラス張りのバンケットホール

ガラス張りのバンケットホール

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 金沢市の文化財に指定されている辻家庭園に4月2日、新たな婚礼施設「辻家庭園別邸」(金沢市寺町1、TEL 076-201-1122)が開業する。

【パノラマVR】最大収容人数42人の小規模婚礼施設「辻家庭園別邸」

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 加賀藩家老の一族だった故・横山隆興が明治時代末から大正時代初期にかけて造成したとされる辻家庭園。広さ約5200平方メートルの回遊式庭園で、四季折々の草木や谷川のせせらぎとともに高台から金沢の景色を望むことができる。

 2013年には婚礼プロデュースやレストラン運営を行う「ノバレーゼ」(東京都中央区)が同庭園を借り受けて結婚式場として再生させた。オープン以降、利用客から少人数向けの婚礼を希望する声も多く寄せられるようになったため、同施設の開業に至ったという。

 駐車場として利用していた場所に新しく建てた同施設は、延床面積約300平方メートルの2階建て。1階待合室の壁面には、久保田米僊(べいせん)が約1年半の金沢滞在中に描いた金びょうぶを設置。最大42人まで収容できる2階のバンケットには、金沢和傘をモチーフとしたじゅうたんや田鶴浜に伝わる技法「組子」で仕上げた扉などを使用。地元の伝統工芸を随所に取り入れた豪華絢爛(けんらん)な造りとなっている。

 4月4日~8日の期間限定で、同施設をレストランとして一般開放する。本格的な懐石料理6品のランチコースと庭園の拝観を合わせて2,500円(税別)で提供。今後も新緑や紅葉などの季節に合わせてレストラン営業を行う。

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