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金沢駅近くに県漁協直営の食事処 県内港の朝捕れ魚介をランチに

朝捕れ魚介を使ったランチメニュー「漁師の海鮮丼」

朝捕れ魚介を使ったランチメニュー「漁師の海鮮丼」

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 金沢駅・金沢港口から徒歩7分ほどの石川県水産会館1階に11月20日、「かがのと海鮮処(どころ) 旬魚亭」(金沢市北安江、TEL 076-234-8855)がオープンした。

【360°パノラマ】 店内の様子

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 県内初となる漁業協同組合の直営店。県内の港で水揚げされた魚介を中心に、朝捕れの魚をいち早くランチタイムのテーブルに並べ「漁師の息遣いを直送するもてなし」を売りにする。漁師と消費者をつなぎ県産魚の魅力をアピールすることを目的に、スタッフには「まかない」を通じて漁師や魚について来店者に説明できるレベルに指導する。

 店舗面積は184平方メートル。席数は、テーブル24席、カウンター10席、小上がり16席の計50席。駐車場は21台、週末には40台まで対応する。

 ランチタイムには「朝獲(ど)れ刺身定食」(880円)、「魚尽くし定食」(980円)、「漁師の海鮮丼」(980円)、「天ぷら定食」(880円)などを提供。ディナータイムは、毎日10食限定の「朝獲れ地魚刺身盛り合わせ」(880円)、「旬魚のソテー漁師風」(680円)、「にぎり寿司(ずし)5貫」(980円)のほか、「能登がきのフライ」(780円)、輪島から直送の「能登岩モズク」(480円)、「鱈(たら)白子酢」(980円)、「天然能登ブリ塩焼き」(880円)など旬の素材もラインアップする。地酒は「萬歳楽」「常きげん」「宗玄」「竹葉」など、県内の銘酒が並ぶ。

 宴会コースは、「旬魚コース」(先付け・お造り・煮物・焼き物・酢の物・揚げ物・食事・デザート、3,000円)、「漁協コース」(4,000円)、「浜の漁師コース」(5,000円)。オープン記念として、石川のブランドカニ「加能カニ(半身)」と「香箱カニ」のセットをほぼ原価の2,800円で提供する(価格は全て税別)。

 魚の買い付けの経験を持つ漁協職員で同店長の奥村綾介さんは「石川の魚を知ってもらうため、リーズナブルな価格で提供する食事を通して、生産者と消費者をつなぎ生の声を双方に届けたい。北陸新幹線の開業後、ノドグロやカニなど観光客に向けた人気の魚介が価格上昇する中、地元の人にも石川の魚のおいしさをあらためて知ってもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は、11時~14時、17時~21時30分。水曜定休。

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