石川県のご当地アイドル「おやゆびプリンセス」が5月6日、メジャーデビューとなるシングルCD「IDOL HEART」をリリースする。
2012年8月に結成された同グループ。これまで県内のほか、東京、大阪、名古屋をはじめ全国でライブ活動を行う。昨年8月に開催されたアイドルイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL2014」内の企画では、20組のご当地アイドルの中から東日本の優勝に輝いた。メジャーデビューは北陸のアイドルグループでは初となる。
デビューシングルのタイトル曲「IDOL HEART」は、メンバーの移り変わりが激しいご当地アイドル業界の中で、「たとえまた誰かが立ち去ることになっても歌うよ」と、アイドルとしての思いを歌った悲壮感漂う曲。カップリングの「みんながいれば、銀の靴なんていらない!」は、童話「オズの魔法使い」に登場する魔法の靴「銀の靴」にたとえ、メンバーみんなで夢に向かって進んでいく過程に価値があると歌ったもの。
3月末には、5期生となる新メンバー8人が加入し、総勢18人の大所帯となった。全国で開催するリリースイベントでは、富山県出身の北陸のソロアイドル「空野青空」さんが、助っ人メンバーとして参加する。
メンバーのぷにたん(宮腰愛美)さんは「メジャーデビューにより、保育園児のころから憧れていたアイドルと少しでも同じ位置に立てたと思うと、とてもうれしい。まだスタートに立ったばかり。高みを目指して頑張っていきたい」と話す。同グループのプロデューサーで、両曲の作詞を手掛ける西良弘さんは「メジャーデビューというひとつの区切りにふさわしい曲。昨年に引き続き『東京アイドルフェスティバル』への出場も決定した。北陸でもメジャーアイドルが成り立つことを証明していきたい」と意気込む。
CDは通常版のほか、タイトル曲の別ミックスが入った「クレイジープリンセス盤」「おやゆびキングダム盤」の3種が同時発売(各1,200円)。5月5日・6日の両日には地元金沢市の香林坊109とタテマチストリートでリリースイベントを開催する。