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金沢の百貨店に県内商品セレクトショップ-67社267点のこだわり品、一堂に

「かがやき屋本店」店内の様子

「かがやき屋本店」店内の様子

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 金沢の百貨店「香林坊大和」(金沢市香林坊)のデパ地下に3月4日、石川県内のこだわりの商品を集めた「かがやき屋本店」がオープンした。

かがやき屋本店をパノラマで見る

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 素材や製法にこだわる小規模な生産者の商品をPRし、販路開拓を支援することを目的にオープンした同店。県産業創出支援機構(ISICO)が運営主体となり、県の活性化ファンドを活用するなどの67社から食品や工芸品など267点を並べる。実演販売のコーナーも設け、約10日の単位で企画を変えアピールする。店舗面積は約10坪。

 同百貨店の催事場で5年前から開催してきた「石川のこだわり商品フェア」が人気となったことで、フェアに参加する生産者から「1週間の催事では短すぎる」と、常設の販売場所を求める要請が多かったという。

 「当店では3カ月ごとの季節単位で扱う商品を入れ替える予定」と話すのは、同機構販路開拓アドバイザーの山下英明さん。売り場に置く商品は、地元の素材を使うことが原則。スイーツ・グロッサリー・お茶・魚の加工品など食品のほか、輪島の漆塗りや九谷焼を現代のライフスタイルに合わせた工芸品も3割ほど並べる。

 フェア時代からの人気筋は、ANA国際線でも採用されている「加賀かりんとうシューラスク」(432円~540円)、ノンアルコールのワインテイスト飲料「金箔(きんぱく)しおシャンメリー」(1,080円)など。同店で人気の商品は、東京(銀座)の県のアンテナショップ「いしかわ百万石物語・江戸本店」での販路も用意するという。

 山下さんは「県内で素材や質にこだわった『いいもの』を作っている生産者は多くいる。その生産者が当店を足掛かりに全国への販路を開拓する機会となれば。実演コーナーを通して、来店者に気軽に味を試してもらいたい」と期待を寄せる。

 営業時間は10時~19時30分。

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