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金沢21世紀美術館で10周年記念企画「好奇心の祝宴」、ゲリラレストランも

「ウシと牛」の展示風景

「ウシと牛」の展示風景

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 金沢21世紀美術館(金沢市広坂、TEL 076-220-2800)で10月4日、長期企画展「好奇心のあじわい 好奇心のミュージアム」の一環として展開するプログラム「好奇心の祝宴」が始まった。

「好奇心のあじわい 好奇心のミュージアム」の様子

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 開館10周年記念企画として今年4月~来年3月31日まで開く同展。同プログラムは、博物館の原点である「好奇心」に立ち返り、「もの」を集め、並べ、眺め、触れ、あじわうことの面白さとその意味を問い直そうと取り組むもの。新たな食の価値を提案する石川県出身のアーティスト・諏訪綾子さん主宰の「フードクリエイション」と、学術標本を意欲的にミュージアムコレクションとして展示する東京大学総合研究博物館が連携する。

 1年間の会期を通して展示される「好奇心をあじわう小部屋」には、一般公募で集まった約30人のプログラムメンバー(テイストハンター)が諏訪さんと共に県内のさまざまな場所で集めた「好奇心の食材」を、同博物館所蔵の約1000個の薬瓶にアーカイブする。ガラス張りの小部屋には、ヒトデ・ワラビ・マタタビ・イネや石など、実際には食べられないものを含めハンターらが収集した「食材」が並ぶ。

 同展の中心的に位置する同プログラムでは、展示室を6室に拡張して体験型イベントを行う。約20分で感情や感覚を表現するテイストを味わえる「あじわいの体験」(各回6人程度、500円)、展示室のどこかで突如、感情を味わう作品がサーブされる「好奇心のテイスティング」(各回10人程度、200円)、一口サイズの「感情のテイスト」をフルコースであじわう「ゲリラレストラン」(着席は完売、観覧は無料)など。

 これまで国内外でゲリラレストランを展開し話題を集める諏訪さんは「初めてナマコを食べてみた人はスゴイと思う。『食』に対して純粋に湧き上がる好奇心について考え、想像をかき立てる機会となれば」と話す。

 開館時間は、10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。月曜休館。同プログラムは10月13日まで。

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