金沢の新天地エリアに8月10日、金沢初のチェコ料理店「DUB(ドゥブ)」(金沢市片町、TEL 080-6366-3322)がオープンした。
オーナーシェフの柏照康さんは地元金沢市出身。約6年間東ヨーロッパに滞在し、3カ国の日本大使館で公邸料理人を務めた。2010年から2年間勤務したブルガリア大使館時代には、外務省より「優秀公邸料理長」の称号の認定も受けた。今年4月に帰国し、かねての念願であった自身の店舗オープンにこぎ着けた。
滞在した東ヨーロッパの中でも、特にチェコの街並みや料理が気に入ったという柏さん。「チェコ料理は日本人好みの味付けが多い。チェコの料理とお酒を地元のお客にもぜひ知ってもらいたい」という思いからチェコ料理専門店の開業を決めたという。
一押しメニューは、チェコの伝統料理である牛肉のパプリカシチュー「グラーシュ」(1,000円または1,500円)。チェコ特有のゆでパン「クネドリーキ」と併せて提供する。ソーセージの酢漬け、チーズのオイル漬け(以上500円)など、ビールに合う前菜メニューもそろえる。ドリンクは、チェコビール(各種800円)、チェコのカクテルやチェコとスロバキアのワインなど。客単価は4,000円前後を想定。
店内はチェコや東欧の小物雑貨でディスプレーし、本場の雰囲気を感じながら料理とお酒を楽しむことができるよう工夫する。現在は1階カウンター8席のみで営業しているが、今後は2階にテーブル席を準備しグループ客の利用にも対応する。
柏さんは「金沢ではなじみのない料理のため、お客さまに一品一品説明しながら提供している。1軒目でも2軒目の利用でも、いろいろな使い方をしてもらいたい。ぜひ気軽に楽しんでほしい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は18時~翌2時。