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金沢駅の変遷と共に歩むおでん店「黒百合」、駅舎改装でリニューアル

「黒百合」のおでん

「黒百合」のおでん

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 金沢駅構内で1953(昭和28)年に開業し60年余り親しまれているおでん店「黒百合」(TEL 076-260-3722)が7月17日、北陸新幹線開業に伴う駅舎改装に伴いリニューアルオープンした。

「黒百合」の店内

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 2015年3月の新幹線開業に向け、駅舎および駅周辺の開発が急ピッチで進んでいる金沢。駅構内の商業施設「金沢百番街」も「おみやげ館」と「あじわい館」を全面リニューアルし7月17日、両館を一体化した「あんと」が誕生した。土産物店と飲食店の計77店舗が入る。

 同店は創業当時、「国鉄金沢駅地下ステーションデパート」内に10席のカウンターのみでスタートし、電車の時間待ちをする人などが立ち寄り親しまれた。その後、1991年の駅舎改装により「金沢百番街」へと移転、1997年には増設された「あじわい館」に移り、地元客のほか観光客・サラリーマンの出張客など多くの常連客を獲得してきた。

 今回、「あんと」内にリニューアルオープンした同店の店舗面積は約35坪で、大きなコの字型のカウンター26席とテーブル20席を設ける。2~7月の改装中、金沢都ホテル地下街で営業していた際に好評だった立ち飲みコーナー(4~5人用)も新設した。

 今も元気に厨房(ちゅうぼう)に立ち続ける社長の和田辰巳さんは「駅の様子は昔とは随分変わったが、昔から受け継がれる『金沢の味』をしっかり引き継ぎ提供していきたい。気軽に立ち寄ってもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は9時30分~22時。

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