金沢21世紀美術館(金沢市広坂1、TEL 076-220-2800)市民ギャラリーで7月17日、「木梨憲武展×20years」が始まった。
「とんねるず」の木梨憲武さんが1994年から20年間の間に手掛けた作品約200点を展示する。5月に上野の森美術館(東京都台東区)で初開催し、巡回展としては金沢が初めてとなる。
開催前日には、木梨さんと妻で女優の安田成美さんが来館し、会場内で直接作品を描くなどした。初日は約200人が列を作るほどの盛況ぶりで、1週間たった24日には来場者が1万人を超すなど注目度の高さがうかがえる。
会場には木梨さんが絵を描き始めるきっかけとなった作品「セーヌ川」や、額の上からさらに加筆された「NORI ROBOT COLLECTION」、高さ3メートル、重さ500キログラムの木彫りアート「天国の鳥」などを展示。さまざまなところで木梨さんの遊び心や直筆メッセージを見つけることができる。
受付では、木梨さんによる解説が楽しめる「音声ガイド」(520円)も貸し出す。制作秘話なども聞けるとあって、貸し出し待ちになることもあるという。ガイド内で木梨さんは、「インスピレーションが生まれる、きたきたきた!はい、出ました、きた!という瞬間が一番大好き」と語り、「見て、たくさんの作品を感じるのはあなたです」と来場者に向けてメッセージを残している。
開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。会期中は無休。入場料は一般・大学生=1,200円。中学・高校生=600円。小学生以下は入場無料。問い合わせはケィ・シィ・エス(TEL 076-224-4141)まで。8月15日まで。