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金沢・湯涌温泉にゲストハウス-湯治場スタイルを半世紀ぶりに復活

自炊場を備えた素泊まりの宿「金沢湯涌ゲストハウス」

自炊場を備えた素泊まりの宿「金沢湯涌ゲストハウス」

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 金沢市郊外にある湯涌温泉に7月20日、「金沢湯涌ゲストハウス」(金沢市湯涌町、TEL 076-235-1006)がオープンした。

「金沢湯涌ゲストハウス」の様子

 歴代加賀藩主の湯治場として栄えた同温泉には昭和初期まで、自炊場を備えた湯治場スタイルの宿があったが、料理旅館の増加に伴い昭和30年代には無くなってしまった。今回、湯治場スタイルを半世紀ぶりに復活させ、湯涌の新たな楽しみ方を提案する。

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 建物は、旅館が並ぶ温泉街にある元すし民宿を再生。1階には、カウンターでコーヒーやお酒が楽しめる喫茶スペースと、団らんや食事ができるいろり部屋、自炊場がある。自炊場には、炊飯器や電子レンジ、鍋、食器、調味料などが備えてあり、持ち込んだ食材を調理できる。

 2階には、6畳1室、8畳2室、10畳1室の4部屋を備える。いずれも落ち着いた雰囲気の和室で、窓から温泉街を眺められる部屋も。入浴は、同温泉の総湯「白鷺の湯」と近隣にある浅の川温泉「湯楽」、板ケ谷温泉「銭がめ」と泉質の異なる3つの温泉が楽しめる。

 同施設代表の足立さんはアウトドア好きで、四季折々の自然が満喫できる湯涌に魅力を感じ、20年前に移住してきた。「周辺では、トレッキングや渓流釣り、川下り、山菜採り、ホタル観賞などの野外活動が楽しめる。湯涌でのさまざまな過ごし方を提案するとともに、里山の魅力を伝えられれば」と意気込む。

 さまざまな創作活動が体験できる「金沢湯涌創作の森」、朝市やそば打ち体験を行う「金沢湯涌みどりの里」などの施設も充実させる。県外からの観光客や外国人には珍しい体験ができるため、「連泊して各所を訪れてもらうことで、湯涌地区の回遊性を高めたい」とも。

 「ひたすらのんびりするのもよし、自然を楽しむのもよし、金沢観光のベースにするのもよし。当日の飛び込み宿泊も大歓迎。自由な旅のスタイルで楽しんでもらいたい」と利用を呼び掛ける。

 チェックイン15時、チェックアウト10時。宿泊料は大人(中学生以上)1泊4,000円。