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金沢・湯涌温泉に「パワースポット巡りコース」-地元観光協会が考案

玉泉湖のほとりに建つ氷室小屋

玉泉湖のほとりに建つ氷室小屋

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 金沢市の湯涌温泉観光協会は3月25日、「パワースポットコース」など2つの散策コースを設け、ホームページで市民や観光客にPRを始めた。

金沢湯涌パワースポットコースで巡る「薬師寺」「玉泉湖」「白鷺の足湯」

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 「パワースポットコース」で訪れるのは、同温泉開湯の祖、泰澄大師作とされる薬師如来をまつり、「温泉の守り神」(同協会)とされる薬師寺と、人造ながら周囲に木々が生い茂り、ほとりには氷室小屋が建つ「玉泉湖」。同協会では、「薬師寺は陽の気が強く、生命力や金運を得るのに向いている。一方の玉泉湖は陰の気が強く、日々の忙しさで乱れた気を整え安らぎを与えてくれる」と、その「効果」をアピールする。

 ゴールには「白鷺の足湯」を据え、散策の最後に疲れを癒やすことができるようにした。距離は約1キロで、所要時間は50分程度。5月には同湖近くにあるミズバショウ園と菖蒲(しょうぶ)園が見頃を迎え、かれんな花を楽しむこともできる。

 同協会が散策コースを設けるのは初めてで、「県外や金沢近郊からのお客さまに豊かな自然を体験してもらうきっかけにしたい」と考案した。コースにはこのほか、「中の園地」(旧白雲楼ホテル跡地)と「上の園地」(旧江戸村跡地)まで足を延ばす約2.5キロ、2時間の「本格散策コース」もある。

 同協会の大田忠吉事務局長は「私自身も玉泉湖に行くと、のんびりできる。温泉に関わる者たちが大切にしている薬師寺も小高い場所にあって静か。温泉に泊まる、泊まらないは別として、気軽にこのコースを参考にしていただきたい」と話す。

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