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「溶けにくいソフトクリーム」に新アイデア-金沢の食品研究会社が提案

兼六園の「雪づり」を模した溶けないソフトクリームのアレンジ

兼六園の「雪づり」を模した溶けないソフトクリームのアレンジ

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 「溶けにくいソフトクリーム」の大ヒットで知られる金沢の食品研究会社「日本海藻食品研究所」(金沢市本江町)が6月6日、同商品の特長を生かしたアレンジ技術を披露した。

溶けないソフトクリームの多彩なデコレーション

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 溶けにくいソフトクリームは、同社オリジナルの「おからペースト」と米粉を配合して2009年に開発したもので、常温で1時間放置しても溶けないという話題性で注目を集めた。

 開発から5年が経過し同社が披露したのが、「溶けにくい」という同商品の特長を生かした新しいアレンジだ。

 「普通のソフトクリームの形に飽きちゃった」と笑う同社の白石良藏会長が見せてくれたのは、抹茶色の本体の上に白色のクリームを糸状に絞り出したソフトクリーム。金沢の名庭・兼六園で松を積雪から守るために施される「雪づり」を模したものだという。

 技術的には至ってシンプルで、小さな穴を開けたアクリル板をソフトクリーム製造機の抽出口に取り付けるだけ。穴の開け方を工夫することで、モンブラン、シュークリーム、パフェといった洋菓子を飾る生クリームのような多彩なデコレーションが可能になる。常温で1時間放置しても型崩れせず、冷蔵庫で保管すれば翌日でも食べられる。

 アレンジは白石会長が遊び心から思い付いたもの。「高額な装置は不要で、やろうと思えば誰でもできる。金沢はもちろん、それぞれの地域で地元の名物を開発してもらえれば」と笑顔を見せる。

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