金沢商業地16年ぶり地価上昇-駅周辺など新幹線効果が顕著に

公示地価が急上昇したJR金沢駅周辺

公示地価が急上昇したJR金沢駅周辺

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 国土交通省が発表した今年1月1日時点の公示地価によると、金沢市の商業地が平均0.3%と前年のマイナス1.0%から16年ぶりに上昇に転じた。人口10万人以上の都市で、商業地平均が上昇したのは本州の日本海側では唯一。北陸新幹線金沢開業を2014年に控えて金沢駅周辺の地価の急上昇が、市内の商業地全体を押し上げた格好だ。

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 金沢駅周辺では駅東口の本町2丁目が前年比12.1%上昇し、1平方メートルあたり65万円で北陸最高を記録した。これまで金沢商業地の最高価格地点となってきた片町2丁目は前年と同じ61万円で、1975年の全県調査の開始以来、初めて市内中心部から駅周辺に最高価格地点が移動した。

 金沢駅周辺は近年、ホテルやマンション、ファッションビルなどの進出が相次ぎ、土地取引が活発化している。最高価格地点となった本町2丁目の場合、前年の7.4%から12.1%、駅西口の広岡1丁目が1.1%から9.3%、駅東口に近い武蔵町が0%から3.9%へと軒並み前年を上回る勢いとなっている。これに対して、デパートやファッションビル、人気ブティックが集積する北陸最大の繁華街の片町、竪町とも前年から変動はなく、好対照を描いている

国土交通省地価公示北陸の人気マンション、金沢の物件が1位・2位に-不動産ポータル発表(金沢経済新聞)金経年間PV1位は「JR金沢駅西口ビル・金沢百番街『くつろぎ館』が開業」(金沢経済新聞)

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