金沢市の「ヨシタデザインプランニング」(示野中町、TEL 076-232-5442)が3月10日、スマートフォン向けのアプリケーションソフト「タイマーロック」を開発した。
社会問題化している子どもたちのスマートフォンの使い過ぎや依存症を防止するため開発された同アプリ。親などが授業中や睡眠時間としてタイマー設定した間は、電話の発着信以外のアプリケーションが自動的に全てロックされ、使用できなくなる。設定時にはパスワードと秘密の質問を設定するため、設定者以外が解除することは難しい。
同社の葭田護さんは中高生の子どもを持つ親として、「テレビや書籍は青少年に有害なものが規制されているが、インターネットはそういったものにもアクセスが可能。子どもの主体性に任せると、24時間好きな情報ばかりにアクセスし続けてしまう。自分で考える力や判断力の低下が、成長を阻害するのでは」と考え、開発に至ったという。
「タイマーロック」はグーグルプレイから無料でインストールが可能。今後は、機能を充実させた有料版も発表する予定。葭田さんは「こういうものもあるということを、教育関係者や親御さんに知ってもらいたい。無理やりこのアプリを入れて縛るのではなく、初めてスマートフォンを買い与える時などに親子での話し合いの上で、納得して使ってほしい」と話す。