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北陸新幹線、千人が「レールウオーク」-1年半後の金沢開業、一足先に実感

線路のわきを歩く参加者

線路のわきを歩く参加者

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 北陸新幹線金沢開業1年半前イベントとして10月12日、JR金沢駅(金沢市木ノ新保町)と周辺で「新幹線1000人レールウオーク」が行われた。参加者1000人は建設工事が進む駅舎や線路を見て回リ、「かがやき」(速達型)、「はくたか」(停車型)と名付けられた列車のデビューの日を胸に思い描いた。

新幹線金沢駅のホーム

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 工事を担当する独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」(横浜市)の鉄道建設本部東京支社と大阪支社によると、長野-金沢間の建設工事は土木関係がほぼ完了した。軌道は約90%、建物建築は約85%、電気関係は約70%、機械設備は約55%の進捗(しんちょく)で、現在、レールの固定と高さ・位置の調整、電車に電気を供給するための電車線の架設、電力設備・通信設備のためのケーブル設置などが行われている。

 一方、3階建ての新幹線金沢駅は約70%の工事が終わっており、現在はホームの床にタイルを張ったり、放送設備や電気表示器、昇降機を設置したりする工事に取り掛かっている。駅舎は、1階に改札口、2階に待合室と在来線乗り換え口、3階にホームが設けられる。ホームの長さは312メートル、幅は5~9メートルで、雪対策のため、屋根で覆ってある。壁面にガラスを多用した開放的な造りで、もてなしドームや、在来線ホームに到着する列車が見える。

 この日は、応募者4663人の中から抽選で選ばれた県民1000人が5組に分かれ、ホームから線路に出て、京町までの往復約1.5キロメートルを歩いた。

 途中、車両がカーブをスムーズに通過できるよう、外側のレール位置を内側のレールよりも高くした「カント」、1つの線を2つに分ける分岐器、温度変化によるレールの伸び縮みを吸収する「伸縮継目」などを見学した。参加者はめったに見られない光景に目を見張り、「これが最後のチャンス」とレールに触れたり、家族で記念撮影したりする姿も見られた。

 参加した金沢市木曳野小学校1年、松岡好生君(6)は「線路がかっこよかった」と満足そう。同市在住の公務員毛利晶子さん(27)も「カーブの所に角度があって、工夫されていると思った。開通が楽しみ」と笑顔を見せた。

 主催の新幹線金沢開業記念事業実行委員会と金沢市は、2015年3月の開業まで多彩な記念イベントを実施する計画。この日、同ドーム地下イベント広場では「金沢開業記念キックオフイベント」のセレモニーが行われ、山野之義市長が「一緒に北陸新幹線を盛り上げていきましょう」と「キックオフ宣言」した。

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