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福島県いわき市の園児に松ぼっくりを-金沢市のまきストーブ店が募集

「松ぼっくりBOX」を設置した「里山レスキュー 薪まきハウス」

「松ぼっくりBOX」を設置した「里山レスキュー 薪まきハウス」

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 金沢市のまきストーブ・まき販売店「里山レスキュー 薪まきハウス」(田上本町、TEL 076-221-2278)は現在、東日本大震災で被災した福島県いわき市の幼稚園に送るため、松ぼっくりを募集している。

松ぼっくりで遊ぶかしま幼稚園の園児たち

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 きっかけは、今年5月にホームページを見てキャンプファイヤー用のまきを注文した同市のかしま幼稚園から、松ぼっくりを売っていないかと、問い合わせを受けたこと。松ぼっくりは園児たちにとって、工作の材料としても使い勝手が良い格好のおもちゃだが、同園では震災後、放射能汚染を心配して市内で拾い集めるのをやめ、知人を通じて他地域のものを手に入れていたという。

 これを聞いた同店は、県内のものを無料で送ることを決め、第1 弾として、5月末に自社で集めた約200個を届けた。園児たちはけん玉やブローチ、ペンダントに加工したり、ボール代わりに投げたりして、日々、楽しく遊んでいる。

 第2弾となる今回は対象を拡大し、いわき市私立幼稚園協会に加盟する38園に7月末、計5000個を送る計画を立てた。同店やauショップ石川県庁前店(藤江北)、同野々市店(野々市市)などに回収ボックスを設置して来店客らに協力を呼び掛けており、6月3日の募集開始以降、これまでに約2500個が集まった。

 かしま幼稚園の新妻英昭園長は「以前と同じように松ぼっくりを使いたいだけ使って、思い切り遊べるようになった。ほかの幼稚園にも送ってくださるということなので、ほかの園長先生たちとも楽しみだと話している」と感謝を込める。

 「里山レスキュー 薪まきハウス」の前川浩透店長は「金石や専光寺など海岸近くの松林、公園に落ちているので、ぜひ協力してほしい。秋には、ドングリを送りたい」と話している。

 同店の営業時間は10時~19時。水曜定休。

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