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金沢の食品研究会社が新・金沢名物-「金沢版サバサンド」など自社販売

県内の港で水揚げされたサバを使ったイスタンブール風サンドイッチ

県内の港で水揚げされたサバを使ったイスタンブール風サンドイッチ

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 食品などの研究開発を行っている日本海藻食品研究所(金沢市本江町)が、地場の素材を活用した新たな金沢名物を発信しようと、6月13日から新商品の自社販売に踏み切る。

「野菜のかば焼き弁当」と「野菜スイーツ」

 日本海藻食品研究所は、「溶けにくいソフトクリーム」「うなぎの蒲焼きもどき」など、独創的な食品の技術開発で知られる。おからを配合した溶けにくいソフトは全国的に大ヒットし、おから、豆腐、海藻から作るかば焼きもどきは、うなぎの価格高騰から注目を集め、7月19日の土用の丑(うし)の日より関西のイオン各店で販売される。

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 同社ではこれまで技術開発に専念してきたため、本社併設の店舗「ヘルシーラボ」では限られたメニューしか提供していなかった。一方で、周囲から「実際に食べられるメニューを開発してほしい」との声も多く寄せられたことから、オリジナル商品の自社製造販売を検討。「地元の特産品や、市場で敬遠される規格外の食材を活用する」(白石良藏会長)との方針の下、このほど「金沢版サバサンド」「野菜のかば焼弁当」「野菜スイーツ」の3種類のメニューを完成させ、同日ヘルシーラボでの予約販売を開始する。

 「金沢版サバサンド」(380円)は、トルコ・イスタンブールのB級グルメとして知られるサバサンド(バルック・エキメッキ)を再現したもので、県内の港で水揚げされたサバを使用する。イベントで試販した際には、魚が苦手な子どもにも大好評だったという。

 「野菜のかば焼き弁当」(300~350円)は、加賀太きゅうり、ナス、ズッキーニ、シイタケなどの地場野菜をかば焼きにしたヘルシーな丼。容器など見た目にはこだわらず、できる限り価格を抑えた。

 「野菜スイーツ」(150円)は、レンコン、加賀太きゅうり、トマトなどの野菜を使った焼き菓子。レンコンを塩糀に漬け込んだり、キュウリをすり下ろして練り込むなど、ひと手間かけて素材の持ち味を引き出している。

 同社の白石会長は、「今後は店舗のイートインスペースを拡大するとともに、新幹線の金沢駅開業に向けてもPRできれば」と意欲を見せる。

 ヘルシーラボの営業時間は9時~17時30分(土曜・日曜は11時~16時)。不定休。上記のメニューの購入は前日までに予約が必要。またサバサンドは、金沢市内のシメノドラッグ各店で移動販売車による販売も行う。