屋外で気軽に料理や酒を楽しめる「まちなかワンコインバル」が3月19日・20日の2日間、金沢市内の2会場で開催される。
スペイン語でバーを意味するバルは気軽に立ち寄って飲食や会話を楽しめる店。主催する金沢中心商店街まちづくり協議会には、近年、駅前の活性化や若者の繁華街離れなどが影響し、空洞化が叫ばれる通称「5タウンズ」(香林坊、片町、竪町、柿木畠、広坂)も名を連ね、「ふらっとまちなかに寄ってほしい」という思いと重なったことで、イベントのキーワードとなった。
「柿木畠ポケットパーク」(金沢市広坂1)をメーンに、「あまつぼ」(柿木畠4)や「全開口笑」(柿木畠5)など市内の飲食店10店舗以上が、広場に面した道路沿いに屋台形式のバルを出店。ワインや日本酒などのアルコールやメニューが、1品500円均一で楽しめる。広場内には30~40人が利用可能な飲食スペースを設ける。
徒歩2分の距離にある「プレーゴ」(片町1)内でも、「ぶどうの木」(片町1)や「カフェ・アルコ・プレーゴ」(片町1)が実店舗前にバルを出店する。当日会場で配布されるプレミアムカードを持って2次会対象店へ行けば、参加者のみが特別メニューを食べることもできる。
「あまつぼ」社長の雨坪毅樹さんは「まちや店の魅力を感じ、飲食の中心は5タウンズにあるということを再認識してもらいたい。まちなかに来てもらうきっかけになれば」と話す。
開催時間は、19日=17時~21時、20日=11時~17時。前売り券=1,000円(屋外バルで使える500円チケット2枚と、参加飲食店で利用できる乾杯ドリンクチケット付き、2日間限り有効)。前売り券は屋外バル出店予定店舗で扱っている。問い合わせは、金沢まちグルメ実行委員会事務局(日本エージェンシー内、TEL 076-269-8111)まで。