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牛乳と海藻で「レバ刺し」もどき-金沢の食品研究会社が開発

牛乳を海藻パウダーで固めた「レバ刺し」(手前)と「ユッケ」(奥)

牛乳を海藻パウダーで固めた「レバ刺し」(手前)と「ユッケ」(奥)

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 ユニークな食品開発で知られる金沢の日本海藻食品研究所(本江町)が2月25日、牛乳と海藻パウダーを原料にした「牛生レバーもどき」の開発に成功したと発表した。

 牛生レバーの販売・提供は昨年7月以降禁止されており、焼き肉店などではコンニャクレバーなどの代替品を提供している。

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 同社の「レバー」の製法は、牛乳と海藻パウダーをミキサーで混ぜるだけとごくシンプル。冷蔵庫もしくは室温で10分程置けば自然にゼリー状に固まるため、特殊な設備機械は一切不要だ。薄くスライスすれば「レバ刺し」、白い生地と混ぜ合わせて細切りにすれば「ユッケ」にもなる。食感はプリプリで、生臭さはない。試食会では、料理人などから「コンニャクレバーより見た目も食感も本物に近い」と高評価を得たという。

 開発のきっかけは、同社が開発し、全国的にヒットした「溶けないソフトクリーム」だった。賞味期限間近になると、ソフトクリーム用のミックス材料がゼリー状に固まる。調べてみると、配合した海藻の作用によるものだと分かった。

 白石良藏会長は「ヘルシーで安心安全、しかも誰でも簡単に作れる。レバー好きの人にはもちろん、レバーは苦手だったという人にも食べてもらえれば」と期待を込める。

 同社の「牛生レバー」は現在、金沢市内の「おばん菜 のん」(片町1、TEL076-262-3214)で提供されているほか、今後取扱店を広げていく予定。