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パノラマ・ムービーを低価格で実現-金沢のIT企業が開発、独自特殊レンズで

同社が独自開発した特殊レンズを持つJ・ソーサ執行役員

同社が独自開発した特殊レンズを持つJ・ソーサ執行役員

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 パノラマVR技術の全景(金沢市大豆田本町、TEL 076-234-7077)は12月10日、独自に開発した特殊魚眼レンズとソフトウエアを利用し、低価格で失敗のないパノラマ映像を撮影してウェブに公開できるシステム「ZENKEIビギンズ2」の販売を開始した。

「ShimaShima」レンズで撮影したサンプルコンテンツ

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 同システムは、180度の視野角を持つ特殊魚眼レンズに、同レンズ自身を認識するコードをガラス表面に印刷。撮影に使ったカメラ機種とその撮像のレンズコードをソフトウエアが認識し、半自動で正確なパノラマ・コンテンツに変換するもの。変換されたコンテンツはウェブ上で発行され、PCだけでなくスマートフォンやタブレット、携帯電話用に自動で最適化されて利用できるという。他のウェブページに組み込んで利用したり、別途提供されるAPIによりユーザー自らが運用するコンテンツ管理システムなどと連携利用したりできる。

 同社には現在、全国に60万物件・300万画像を超える不動産用パノラマVRのコンテンツが登録されているといい、同社サービス開発・執行役員のジョナサン・ソーサさんは「今回のシステムは当社システムのビギナー版。撮影の失敗を防ぐ仕組みと、簡単・低価格を武器に、ネットでさらなる不動産物件の見える化を推進しながら、不動産分野以外のポータルやデジタルニュースなどにも利用範囲を広げていきたい」と意気込む。

 価格は、180度魚眼レンズ「ShimaShima」が1万9,800円。ソフトウエアは無料から。機能や登録数によって複数の有料プランが選べる。同社のソフトウエアは、金沢経済新聞のフォトフラッシュにも利用されている。

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