石川県を拠点に活躍するクリエーター50人がデザインした扇子を展示即売するイベント「かなざわるねっせんす」が6月8日、石川県産業展示会館3号館(金沢市袋畠町)の「金沢PAPERSHOW2012」会場内の特設ブースで始まった。
「かなざわるねっせんす」は加賀友禅の店「ゑり華」と日本グラフィックデザイナー協会(津通称JAGDA)の石川地区会員が共同で企画・運営するプロジェクト。4回目となる今回は、グラフィックデザイナーやウェブデザイナー、加賀友禅作家など、さまざまなジャンルのクリエーターが参加し、涼を呼ぶ和風柄から、グラフィカルなイラストをあしらったもの、加賀友禅の着物の柄を扇面に再現したもの、3D対応のユニークなものまで、個性あふれるデザイン扇子173種を展示即売する。
扇子自体は京都の職人が昔ながらの手作業で仕立てたもので、ほんのりビャクダンの香りが漂う。
会場を訪れた40代の男性は「伝統的な模様に限らず、さまざまなデザインがあって面白い。男性も使えるものも多いのでは」と話していた。
開催時間は9時30分~17時。入場無料。今月10日まで。会場ではJAGDA石川によるポスター展も開かれている。