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金沢の会社がご当地アプリ「いしかわがし」-ゲームに実在する和菓子

「いしかわがし」のゲーム画面(アイパブリッシング提供)

「いしかわがし」のゲーム画面(アイパブリッシング提供)

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 金沢のスマートフォン用アプリ制作会社「アイパブリッシング」(金沢市西念1)が12月2日、石川県内に実在する和菓子が登場するご当地ゲームアプリ「いしかわがし」をリリースした。

「いしかわがし」のゲーム画面を見せる福島社長と犬伏さん

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 「いしかわがし」は、来店客の注文に応じてベルトコンベヤーで流れてくる和菓子を箱に詰めて販売するゲーム。登場するのは、中田屋(金沢市元町2)の「きんつば」、圓八(白山市)の「あんころ餅」、松葉屋(小松市)のくり蒸しようかん、行松旭松堂(同市)の上生菓子など、実在する4店の和菓子8種類。それぞれについての説明を載せた「わがしずかん」も用意している。

 開発のきっかけは、同社の福島健一郎社長(40)が昨年夏、「47都道府県の開発者がそれぞれ郷土愛にあふれるアプリを作ろう」と呼び掛けるツイッターを見たこと。群馬県のフリープランナーの女性がツイッター仲間と意気投合し全国の開発者に向けて呼び掛けていた企画で、福島社長も全国の開発者に自社の名前を知ってもらいたいとの思いから、「石川代表」として手を挙げたという。

 アプリで採り上げる素材は開発者が自由に決めることができ、同社では、総務省の家計調査(2008~2010年平均)の結果、金沢市が和生菓子の購入金額で全国1位だったことから、和菓子をゲームのアイテムとして選んだ。登場する菓子は今後、随時変更していく予定。

 企画・プログラミング・デザインを手掛けた同社社員の犬伏奈央さん(28)は「実際の和菓子を使っているので、すごくおいしそうに見えると思う。県外の方にも石川県の良いところを知ってもらいたい」と話す。福島社長は「これまではスマートフォンで読める同人漫画や観光アプリを制作してきたが、ゲームアプリも作れる会社として認知されていけばうれしい」と期待を込めた。

 ダウンロードは無料。

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