金沢のギャラリーショップ&カフェ「コニーズアイ」(金沢市武蔵町、TEL 076-204-8431)で現在、企画展「地元作家の年賀状展2012―地産地消をデザインする」が開催されている。
「地元作家の年賀状展2012―地産地消をデザインする」の会場風景
ユネスコ・クラフト創造都市に登録された金沢市をはじめ、美術や工芸が盛んな石川県内で活動する作家やデザイナーが制作した年賀状を展示・販売する同展。2回目となる今年のテーマは「地元の文化を生かした地産地消のデザイン」。
出展するのは、工芸作家・画家・グラフィックデザイナーの16人とデザイン科の学生6人の計22人。会場には、金沢駅のシンボル「鼓門」や冬の風物詩「雪づり」などをデザインした個性的な年賀状が並ぶ。
九谷焼作家の北村和義さんは、荒波を乗り越え勇ましく進む竜の姿を九谷焼ならではの色彩で仕上げた。グラフィックデザイン講師のニシカワアヤコさんは、北陸新幹線開業を待ち望む思いを竜の姿に込める。デザイナーの「す」さんは、石川を象徴する雪づり・灯籠・福梅と辰(たつ)をアルファベットの一部にデザインした。
同ギャラリーオーナーの小西さんは「今年も個性的なデザインがそろった。地元の作家が制作した年賀状をぜひ手に取ってもらえれば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~18時。月曜・火曜定休(祝日は営業)。12月25日まで。