金沢湯涌江戸村(金沢市湯涌荒屋町、TEL 076-235-1267)で11月6日、かやぶきについて楽しみながら学ぶイベント「かやぶきで楽しもう!僕も私も未来の建築家」が始まった。次回開催は12日と13日。
主催はNPO法人石川県かやぶき文化研究会で、同村が共催。文化庁の「ふるさとの森システム推進普及啓発事業」の建物や森に指定されている同村内の旧野本家や湯涌茅場を会場に、これまで専門家に限られていたかやぶき文化の継承活動の裾野を広げ、家族連れで楽しみながら学べるプログラムを展開する。
6日は同村長ガイドの下、村内にあるかやぶき農家旧平家の屋根や壁、間取りを観察し、寸法を図面に記録するなどし、家族連れなど21人が建築家や職人の話に耳を傾けながらかやぶきについて理解を深めた。あざみゆみこさんによる紙芝居「かやぶき屋根のつくりかた」も行われた。
12日は、同NPOが管理する「金沢湯涌茅場」周辺の林道を散策しながら、カヤ刈りを体験するイベントを予定する。対象は親子連れ・学生で、開催時間は10時~15時。弁当と飲み物は持参。
13日は、丸太を組んで作られた苫葺き(とまぶき)小屋で近所や周辺地域の人たちが持ち寄った新鮮野菜や自慢の漬物、手仕事製品、焼きたてパン、リサイクルの子ども服、陶器、骨董(こっとう)などを並べるマーケット「ワイカヤ市」(かやぶき広場でワイワイカヤカヤ!)を開く。マンサクの若木でかやぶきの骨組みを固定する「ネソ練り」やカヤを束ねる「男結び」の大会などで「触れて楽しみながら学ぶ」仕掛け作りも。
同NPOの上陽子さんは「かやぶき民家というと、多くは郷愁を誘うノスタルジーの対象としか見られないことも多いが、実は縄文時代から延々と続いてきた持続可能な植物資材を使った秀逸な工法。子どもたちにも、人々の暮らしの知恵にあふれたかやぶき屋根を身近に感じてもらう機会となれば」と期待を込める。
開催時間は10時~15時。12日のハイキングは事前の申し込みが必要。13日のワイカヤ市は同村への入場料(一般=300円、65歳以上=200円、高校生以下無料)が必要。問い合わせは同村まで。