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「はやぶさ」川口教授、金沢で講演へ-7年間にわたるチームのドラマ語る

川口淳一郎教授(JAXA提供)

川口淳一郎教授(JAXA提供)

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 映画「はやぶさ/HAYABUSA」が全国で公開される中、チームの中心人物で、プロジェクトマネジャーを務めたJAXA(宇宙航空研究開発機構)・川口淳一郎教授の講演が10月19日、金沢市文化ホール(高岡町)で行われる。金沢市教育委員会(TEL 076-220-2441)が主催する市民大学講座の一環。

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 はやぶさは2003年5月にロケットで打ち上げられ、2005年9月、地球から約3億キロ離れた「イトカワ」の上空に到着した。その後、着陸に成功し、微粒子も採集したが、離陸後に燃料漏れが発生。化学エンジンが全損し、地球との交信もできなくなった。しかし、チームは神に祈るような気持ちで地上から電波を送り続け、約7週間後にようやくはやぶさの信号を捉え、交信を復活させた。

 2007年6月に予定されていた帰還は、これらのトラブルのため、3年後に延期された。ハヤブサは2010年6月、満身創痍(そうい)の姿で地球上空に帰着し、微粒子が入ったカプセルを地上に落下させ、その役割を終えた。

 人類が月以外の天体との間を往復し、物質を持ち帰ったのは初めてで、これまでに「はやぶさ/HAYABUSA」をはじめ数本の映画が製作された。

 川口教授は当日、「『はやぶさ』が挑んだ人類初の往復の宇宙飛行、その7年間の歩み」と題し、NASA(米航空宇宙局)を超えるとされるはやぶさの科学と技術、飛行中に見舞われた絶体絶命の危機と、難局を乗り切るためにチームが全力を挙げてとった対応、そこから得られた教訓などについて語る。

 受講料は1,000円。事前申し込み不要。

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