金沢の老舗酒蔵「福光屋」の直営店「SAKE SHOP福光屋」(金沢市石引、TEL 076-223-1117)で9月23日より、陶芸家・棚橋祐介さんの作品展が開催される。
洗練されたサケスタイルを提案する同蔵の直営店として「純米酒を気軽におしゃれに日常生活に取り入れてもらいたい」と企画された同展。自身も日本酒好きで、酒器や酒まわりの作品を多く制作する棚橋さんを取り上げる。
岐阜県出身の棚橋さんの作品は、意図的に作った細かいひび(貫入)に木の実の渋を染めて古色を表現する「白の渋染め」が特徴。作品の魅力について、同社開発本部の大津順子さんは「棚橋さんの作品は、どこか古物のような雰囲気があり使い込むほどに味わい深くなっていく。ろくろで作り出される形は繊細で美しい」と話す。
同展では、新作を含む約30アイテムを展示・販売する。白盃(2,700円)、赤土ぐいのみ(3,675円)、四角皿(3,990円)など。大津さんは「金沢では初めてとなる棚橋さんの作品展をぜひご覧いただき、棚橋さんの酒器で日本酒を楽しんでもらえれば」と来店を呼び掛ける。
開催時間は10時~19時。今月29日まで。