石川県森林公園(石川県津幡町)緑化の広場で9月10日・11日、全国の作家が出展してアート作品やクラフト雑貨を販売するイベント「森の青空アート2011」が開催される。
金沢市東原町の店舗兼工房「ako style」で布雑貨などを制作する小杉亜紀子さんが企画する同イベント。JR金沢駅の地下広場で年に数回、雑貨マーケットを開催している小杉さんだが、出展者にも来場者にも緑に囲まれた空間でイベントを楽しんでもらおうと、県森林公園を会場に選んだ。
イベントには県内外で活躍する40人以上のアーティストやクラフト作家が出展し、洋服、アクセサリー、陶芸品、木工製品、ポストカードなどを販売する。出展品は全て手作りの品で、制作した作家本人が販。フード・カフェスペースやワークショップもあり、「自分自身が学生の自由な発想に元気や刺激をもらいたいから」(小杉さん)と、地元の学生が企画を担当するコーナーも設ける。
農作物もアートの一つであり、こだわりを持って米や野菜を栽培している農家の存在を来場者に知ってほしいと、会場の一角で「やさいまつり」も同時開催。県の「じわもんライフ」の協力を得て、採れたて野菜の直売や農家のこだわり発表会を行う。
「来場者には真剣にものづくりに取り組んでいる作り手がいることを知ってほしい。出展者には使い手の意見を直接聞く機会にしてもらえれば」と小杉さんは期待を込める。
開催時間は10時~17時。雨天決行。入場無料。