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いしかわ動物園で「ナイトズー」-夜行性ムササビ限定公開も

幻想的な光の中、たたずむアミメキリンとグレビーシマウマ

幻想的な光の中、たたずむアミメキリンとグレビーシマウマ

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 いしかわ動物園(能美市、TEL 0761-51-8500)で8月13日、閉園時間を延長し普段見ることができない動物たちの夜の姿を公開する夏恒例イベント「ナイトズー」が始まり、初日は延長時間帯に同日日中の3倍を上回る約3700人が訪れた。

トラの「ジャンボ」を見る来園者

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 ナイトズーでは、通常17時の閉園時間を21時まで延長する。夏季間は暑さのため、日中の来園者が減少することから、気温が下がる日没後に訪れてもらおうと、毎年開催している。

 今年は作年に引き続き、夜行性のムササビを限定公開した。赤ちゃんの時に保護され、同園職員の手で育てられた2歳の雄と1歳の雌の2匹で、日頃は来園者の目に触れない繁殖棟で飼育されている。夜間は木によじ登ったり、枝から枝へとジャンプしたりする元気な姿が見られるというが、職員がエサのドングリの木の葉やリンゴ、キウイ、バナナなどを皿に入れて与えても、2匹とも眠ったままで、来園者の間からは残念がる声が聞かれた。

 一方、「ネコたちの谷」ゾーンでは、日中はごろごろしていたメスライオンの「エルザ」がエサの馬肉にかじりつき旺盛な食欲を見せ、雌トラの「ジャム」も園舎内を歩き回って来園者を喜ばせた。「アフリカの草原」ゾーンでは、オレンジ色のライトアップ照明の中、アミメキリン2頭が悠然と歩を進め、グレビーシマウマが草を食(は)んでいた。

 園内には露店も軒を連ね、家族連れやカップルらが夏祭り気分を味わった。

 ナイトズーは8月中の土曜・日曜と9月17日・24日、10月8日に実施する。8月20日・21日・27日・28日は浴衣姿での来園者、各日先着200人にかき氷を進呈する。入園は20時まで。入園料は、一般=810円、3歳以上中学生以下=400円、3歳未満無料。

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