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ツエーゲン金沢、アルテ高崎を1-0で下す-松田選手悼み黙とう

後半30分、アルテ高崎のゴールキーパーにはじかれたツエーゲン金沢のシュート

後半30分、アルテ高崎のゴールキーパーにはじかれたツエーゲン金沢のシュート

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 JFL(日本フットボールリーグ)所属の地元チーム「ツエーゲン金沢」は8月6日、県西部緑地公園陸上競技場(金沢市袋畠町)でアルテ高崎(群馬県高崎市)と対戦し、1-0で勝利を手にした。

前半36分、古部選手が決めたシュート

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 ゲーム開始前には、練習中に急性心筋梗塞で倒れ、4日に亡くなった松本山雅FCの松田直樹選手(34)と先月23日に他界した県サッカー協会事務局長牧野寛治さんの冥福を祈り、全員で黙とうをささげた。

 半旗が掲げられた競技場には、全選手と審判団が喪章を着けて入場。ピッチのセンターサークル上に整列し、黙とうして2人の死を悼んだ。観客も立ち上がって選手たちに倣った。

 試合は前半36分、フリーキックを得たツエーゲンのFW石舘がMF菅野にパス。菅野が浮かせたボールをセンターに向かって走り込んできたMF古部が左ひざでゴールにたたき込んだ。アルテはミドルシュートでツエーゲンゴールを脅かしたが、GK大橋とDFのジェームズや諸江らが堅守し、得点を許さなかった。

 後半はツエーゲンのペースで進み、30分に石舘がヘディングシュートを打つなど、得点のチャンスは幾度も訪れたが、追加点を挙げることはできず、1-0のままゲームは終了した。

 アルテの後藤義一監督は「失点の場面は、なぜフリーにしてしまったのか。気の緩みなのか、一瞬のすきを突かれてやられた」と悔しがり、ツエーゲンの上野展裕監督は「前半はピンチの連続だったが、それをしのいだことが古部の得点につながった。勝てて良かった」と、ほっとした表情を浮かべた。

 横浜F・マリノス時代に松田選手と共にプレーした古部選手は、追悼試合での決勝打を「頭で行こうと思ったが低く、足も間に合わず、ひざに当てた。すごくいいコースに行った」と振り返った。

 この日は、競技開始前のピッチを使ってキッズランニング教室も行われ、ツエーゲン金沢ランニングクラブに所属する宮原綾選手が小学1年生~3年生12人に、体の動かし方やスタートダッシュを指導した。チームのマスコットキャラクター「ゲンゾー」とのかけっこも行われた。

後援申請20141009
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