金沢の「ギャラリー点」(金沢市入江、TEL 076-292-2140)で7月3日、ギャラリーコンサート~Art & Musicが開催される。
金沢出身の画家・北本真隆さんの個展「Fluid Channel」の会期中に行われる同コンサート。バイオリン奏者の坪倉かなうさんとハープ奏者の山徳理沙さんが、絵画を舞台に全9曲を奏でる。同ギャラリーオーナーの金田みやびさんと親交のある坪倉さんのマネジャー・花川卓子さんが提案した。
坪倉さんは16歳で北陸新人登竜門コンサートオーディションに合格し、オーケストラアンサンブル金沢などで活躍、ドイツ留学を経て活動の場を世界へと広げている。一方、北本さんは金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科を修了し、現在は同大学で非常勤講師を務めながら各地で個展を行う。同展では12点を出品。
「ギャラリーでのコンサートが決まった時、大まかなプログラムは頭の中でできあがっていたが、北本さんの絵を見た瞬間、いっぺんに固まった」と話す坪倉さん。当日の演奏曲は「タイスの瞑想(めいそう)曲(マスネ)」「荒れた庭(映画『借り暮らしのアリエッティ』より)」「ヴォカリーズ(ラフマニノフ)」「愛の夢(リスト)」など。
会場にゆったりと並べられた北本さんの作品を目の前に、金田さんは「ゆっくりと心に浸透してくる彼の絵と音楽が掛け合う空間で過ごす時間を楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開演は17時。入場料は2,000円。北本さんの個展は7月10日まで。入場無料。