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水車と風車に大喜び-石川高専が内灘・清湖小へ出前授業

水車と風車を見学する内灘町清湖小6年生

水車と風車を見学する内灘町清湖小6年生

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 石川工業高等専門学校(津幡町)は2月3日から、大型の実験装置を用いた理科の出前授業を始めた。初日は学生や教授ら7人が内灘町清湖小学校を訪れ、水車や風車を使って6年生51人に電気の役割と種類について説明した。

児童たちは有機EL製の光るシートに歓声を上げた

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 出前授業は、地域貢献と同高専の知名度アップが目的。これまでにも学生や教授を小学校の授業などに派遣していたが、今年度、専用のキャラバンカーを購入したことから、大型の実験装置を持参できるようになった。

 この日用意したのは学生らと企業が共同で設計した直径1メートルの水車と、池の浄化装置の動力源として作られた高さ2メートルの風車、手回しの発電機など。同高専機械工学科の割澤泰教授が実際に水を流して水車を動かし、発電の仕組みを解説した。電子機械工学専攻科1年、鍛冶翔太さん(20)と同、八田茂之さん(21)は手回しの発電機で豆電球を点灯させ、モーターを回して電気が明かりをともしたり、ものを動かしたりする力に変わることを教えた。

 児童たちは自分でも発電機のレバーを回し、電気が発生したことを確認して大喜び。有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)製の光るシートにも目を輝かせ、学生に仕組みを尋ねていた。

 6年の上出大貴君は「自分で発電できたのが面白かった」と、電気に関心を深めた様子。同、長連成君も「いつもの授業と違い、実物があったのが良かった」と声を弾ませた。

 割澤教授は「児童は熱心に見てくれた。今後はでんじろう先生がテレビで使っているような風船を飛ばす装置などを持って出掛けることも考えたい」と、出前授業の充実に前向きな姿勢をみせる。

 電気のほか、環境やロボットをテーマにした出前授業もあり、2月18日には金沢市不動寺小学校、3月1日には津幡町中条小学校で実施する。

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