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金沢・居酒屋のアイドルタイムに和風カフェ-二毛作営業で新規客開拓へ

昼は和風カフェ「和み茶屋 藤江店」として営業する居酒屋「とりでん」

昼は和風カフェ「和み茶屋 藤江店」として営業する居酒屋「とりでん」

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 居酒屋「とりでん 藤江店」(金沢市藤江北、TEL 076-268-1274)は12月21日、営業開始前の日中の時間帯を利用して、和風カフェ「和み茶屋」の営業を始めた。同じ建物に2枚の看板をかけ、昼と夜とで異なるタイプの飲食店を開く石川県内では珍しい「二毛作経営」で、カフェ営業の時間帯にはこれまで来店が少なかった主婦層でにぎわっている。

オーダーバイキング形式で楽しめるスイーツ

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 「とりでん」はプライム・リンク(東京都港区)が全国展開する釜飯と串焼きを看板メニューにした郊外型居酒屋。業界の競争激化と飲酒運転の規制強化を受け、新たな客層の獲得策を模索していた同社が、開店までの時間をフルに活用できるカフェの併設を企画した。昨年7月の奈良県内での1号店開店以降、全国で併設店を増やしており、フランチャイズの藤江店は11店舗目。石川県内では初めて。同店はビッグチョイス(金沢市中町)が経営する。

 「和み茶屋」は「とりでん」の延長ではなく、全く異なるメニュー、制服、食器、BGMを用意し、店内の雰囲気をガラリと変える。メニューは手作りわらび餅、パフェ、ケーキ、アイスクリーム、白玉ぜんざい、みたらし団子などの和洋のスイーツ20種類を好きなだけ注文でき、ドリンク1杯がつく「甘味ビュッフェ」(880円)、ビュッフェと定食を組み合わせた「甘味ビュッフェ付定食」(1,480円)など。スイーツはどれも一口サイズで、オーダーを受けてから用意する。時間制限はなく、単品メニューも用意する。

 来店客は女性グループやカップル、親子連れが多い。板谷洋平店長は「夜は男性のサラリーマンが飲みに来てくれるので、昼は女性が憩える場を提供したい」と話す。

 営業時間は、和み茶屋=11時~16時、とりでん=17時~24時(金曜・土曜・祝前日は翌2時まで)。

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